「衣服標本家」長谷川彰良氏によるとこれは1900年の「DROP SEAT」という珍しい型のドロワーズだそうです。オープンドロワーズの改良版で清潔感も健康も保てるような設計になっています。ボタンのある方が後ろ側になります。
そのまま深堀りすると、この後ろフラップの形状は1860年頃から作業服用のニットインナー・ユニオンスーツで採用されていたようです。それを合理的にレディース用にも取り入れたという流れかなと思います。この場合、時系列的にはアメリカ⇒フランスの流れ。
裾にはカットワークの刺繍レースがあしらわれ、カボチャパンツのようなボリュームがあります。生地はしっかりめで透けずに固すぎないコットン。未洗濯。保管の際の脇の汚れなど。
平置き採寸:ウエスト38㎝、着丈65㎝、股下30㎝、裾幅30㎝。