18世紀イタリア シルク刺繍パネル

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Description

象牙色のシルク地に絹糸、金属糸による18世紀の華やかな刺繍パネルです。
豪華さと優雅さを兼ね備えた美しい図案でロココ様式の影響を受けつつ基本は生命力溢れるバロック様式の力強い構図です。18世紀特有のトロけるような糸の光沢も素晴らしく、一族の結束や永遠性を願って、アカンサスの唐草模様、大きな石榴、チューリップ、カーネーション、アイリス、ローズなどの花々がリング状のモチーフによって束ねられています。
刺繍技法はサテンステッチ主体ですが、さし縫いにより色合いがぼんやり自然な立体感が生まれています。また、撚りの少ない高品質なフロスシルクを用いることで、絹本来の輝きが最大限に引き出されています。一方、弱い撚り糸による細かな毛羽立ちも、まるでヴェールをまとったような柔らかな印象を添えてアンティークならではのオーラを放っています。
長い年月を見据え細部まで計算された職人の技が息づいている作品です。

Detail

Date / Era:
18世紀後期 / イタリア
Materials:
絹、絹糸、金銀糸
Size:
幅63cm×高さ94cm
condition:
経年にともなう色のくすみや部分的な変色、刺繍のコードの部分的な外れなど細かいダメージは所々に見られます。200年以上経過したものとして考えると保管状態もよく全体には良好なコンディションです。詳しくご覧になりたい場合は遠慮なくお問い合わせください。