18世紀、男性の正装用ウエストコート(ベスト)。上品なクリーム色のシルクタフタにポワン・ド・ボーヴェによる繊細な花刺繍が前見頃前面からポケットや小さなボタンに至るまで施されています。
ポワン・ド・ボーヴェはフランス北部の町ボーヴェ(Beauvais)で17世紀末に発展。ルイ14世の時代に王立工房が設立され、宮廷や貴族の衣装・室内装飾に広く用いられフランス刺繍芸術の代表格となり、男性服にも豪華な装飾が求められ、ボーヴェ刺繍は「洗練された身分の象徴」とされました。
condition:
袖ぐり脇の部分に染み、それにともなう破れ。後見頃のホール、修復。気になる方はご連絡願います。